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平安の会の歴史
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平成9年8月30日、ラボール京都にて結成総会が開かれ、
京都クレジット・サラ金被害者「平安の会」はその産声を上げました。
現在では、全国各地に70を超える被害者の会がありますが、当時は、クレサラ被害に立ち向かう
べく、全国クレサラ被害者交流集会が開催され、その開催とあわせて開催地の被害者の会を
立ち上げることによって、各地の市民の声を高めていきました。
平安の会も、平成9年9月、京都において、第17回全国クレサラ被害者交流集会が開催されること
をきっかけに誕生したのです。
平安の会は、同年11月、全国クレジット・サラ金被害者連絡協議会(被連協)に加盟しました。
被連協とは、全国のクレジット・サラ金被害者の会結成の推進し、また、被害者の会相互の連帯を
はかることによって、クレジット・サラ金被害者の救済、同被害の根本的解決を目指す団体であり、
現在も、平安の会は、被連協に加盟している唯一の団体です。
平安の会は、結成と同時に、京都府貸金課、京都府・京都市消費生活センターへ、
その趣旨説明を行い、初期の頃は、月2回の定例相談会の実施を中心に活動していました。
平成11年1月、それまでは曜日を分けて他団体の事務所を間借りしていましたが、
現在の独立の事務所を開設しました。
そして、平成13年4月、京都府北部地域に法律専門家が圧倒的に不足していることを受け、
北部地域の多重債務者の要望に応える形で、福知山民商にて相談会を実施しました。
以後、毎月1回、北部(福知山市)においても定例会を開催しています。
平安の会は、その後も、京都府・京都府警に対するヤミ金取締りに関する要望書を提出したり、
全国展開となった金利引き下げを求めるクレサラキャラバン運動、署名活動等にも参加し、
クレサラ、ヤミ金被害の救済を求めていきました。
これらの活動の結果、平成15年8月1日のヤミ金対策法が成立、また、平成18年12月13日
には、改正貸金業法が成立しました。特にこの改正貸金業法では、いわゆるグレーゾーン金利が
撤廃されると同時に,刑事罰金利を年20%に引き下げるという画期的なものでした。
(未施行。平成22年6月までに施行される予定。)
また、平成16年からは、多重債務・消費者問題等に関連するテーマで、外部講師を招き、
2ヶ月に一度、「市民公開講座」を開催しています。
そして、平成17年からは、ギャンブル依存症自助グループの定例会にも参加しています。
以上のように、平安の会は、クレジット・サラ金被害者の立場から業者と戦うとともに、
その救済に手を差し伸べ、また、根本原因である高金利の是正を求める全国的運動にも
積極的に参加するなど、このような根深い問題を社会に訴えるために様々な活動をしてきました。
そして、平成19年には結成10周年を迎えています。
(平成19年までについては、平安の会年表をご覧下さい。)
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